オーソライズドジェネリックとは、先発医薬品を製造販売する製薬会社から特許権の許諾(オーソライズド)を得て、後発医薬品メーカーが販売するジェネリック医薬品のことです。
オーソライズドジェネリックは、製造されるプロセスの違いで3種類に分類されます。
①先発医薬品メーカーの原薬・製法・技術・製造ラインを用いて製造し、後発医薬品メーカーが販売する
②先発医薬品メーカーと同じ原薬を用いて、後発医薬品メーカーが製造する
③異なる原薬を用いて同じ製法で、後発医薬品メーカーが製造する
ジェネリック医薬品を国に申請する時に必要な試験のひとつ(生物学的同等性試験)が①では不要、②③は必要となります。
オーソライズドジェネリックだからといって、先発医薬品とすべてが同じではありません。
オーソライズドジェネリックのメリットは、先発医薬品と同じという信頼感を持てることです。
ジェネリック医薬品に対して不安に思っている方でも安心して服用できます。ジェネリック医薬品なので、価格も先発医薬品に比べて安価で経済的負担が少なくなります。
デメリットは、先発医薬品を同じ製造方法なので、飲みやすさの工夫が他のジェネリック医薬品よりも欠けていることがあるかもしれません。
すべてのジェネリック医薬品にオーソライズドジェネリックがあるわけではありません。
いつも服用している薬は、安心して服用できる薬で少しでも安く経済的負担が少ないほうがいいですね。
医師・薬剤師にご相談ください。