新着情報 新着情報

新着情報

ひがしうらニュース

細菌とウイルスの違いをご存知ですか?

『風邪に抗菌薬は効きません』という言葉をどこかで耳にしたことはありませんか?
これを聞いて、なるほどそれはそうだと納得されている方は、意外と少数派なのかもしれません。
ですのでこの機会にそのことを知っていただければと思います。

この話を理解するためには、細菌とウイルスの違いを理解することが必要になってきます。
日常生活においてこの2つは混同されがちなのですが、実は全く違う生き物であり、その形や性質も異なります。
そのため、それぞれに対する薬ももちろん違ってきます。

では、抗菌薬(抗生物質)はどちらに使う薬でしょうか?
・・・答えは細菌に対して使う薬です!!

そしてもう1問、風邪というのは何が原因で起こる病気でしょうか?・・・答えはウイルスが鼻やのどにくっついて炎症を起こし、くしゃみや鼻水、咳、痰、のどの痛み、発熱などを引き起こすものです。
つまり、風邪の原因であるウイルスに、細菌に対して使う抗菌薬をいくら投与しても全く効きめは無いのです。
ただ、これを見ている方の中には、風邪の時に抗菌薬を飲んで治ったという方もおられると思いますが、それは薬が効いたのではなく、あなた自身の免疫力が頑張ってくれた結果なのです。
(ちなみに、風邪薬というのは風邪の原因をやっつける薬ではなく、風邪の諸症状を和らげるお薬を指します)

最後にもう一つだけ。
細菌による感染症に対して抗菌薬を服用する際に必ず守ってほしいことがあります。
それは、処方された薬を
一日の回数、一回に飲む量を正しく服用すること。
そして出された期間は最後まで飲み切るということです。
これを守らないと、その薬が効かない細菌(薬剤耐性菌)が生まれ、次からあなただけでなく、あなたの周りの人にも薬が効かなくなってしまう可能性がありますよ。

一覧へ戻る
back 一覧に戻るのアイコン

ご不明点がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

電話番号はこちら
0799-74-0503
ページトップ ページトップのアイコン

トップへ戻る