大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は肛門から内視鏡(カメラ)を挿入して大腸の中に異常がないかを見たり、ポリープ等を切除したりする検査です。
大腸カメラを受けるときには、大腸の中をきれいにしておく必要があります。検査の前に
大腸の中をきれいにするための処置を「前処置」と呼びます。
「前処置」は検査前日から行います。
◎検査前日
食事は、消化の良い「検査食」を食べます。 この検査食は低残渣食といって、消化するのに胃腸に負担が少ない食事です。
夜に『下剤』を服用します。大腸粘膜を刺激して腸の動きを促進し、排便を促します。服用してから8~10時間くらいで効果が現れます。
◎検査当日
朝から『腸管洗浄剤』という薬を服用します。2リットルを2時間かけて服用します。飲み始めてから1時間くらいで排便が始まります。
便が、固形⇒下痢便⇒固形まじりの水様便⇒色のついてない水様便になったら検査できる状態になります。
大腸の中に便が残っている状態だと小さな病変(がんやポリープ)を見逃してしまうため、大腸内視鏡検査を受けるときには、『下剤』『腸管洗浄剤』を服用し腸内をきれいにします。
担当:薬局