こんにちは。
最近朝晩がめっきり寒くなってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
これからの時期、手荒れなどの皮膚トラブルで軟膏などを塗る機会も増えてくると思います。
さて、みなさまは軟膏を塗る際、1回にどれくらいの量を使っていますか?
病院で塗り薬をもらっても、1日に〇〇回塗って下さいとしか書かれていないのではないでしょうか?
そこで今回は、使用量の目安としてFTU(フィンガーチップユニット)というものを
紹介させていただきます。
FTUというのは、医師と患者さんが共にわかりやすい共通の指標として
1989年にFinlayらによって提唱されたものです。
日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年度版には
「FTUを目安としてよいと考えられる」と記載されています。
軟膏の場合、FTUは大人の人差し指の一番先から第1関節に乗る量で、約0.5gに相当します(チューブの穴の直径が5mm程度の場合)。
これを1FTUと呼び、大人の手のひら2枚分くらいの面積に塗ることができます。
また、ローションの場合は1円玉大が1FTUとなります。
これを機に、FTUを目安にして指示された量を塗るようにしていただければ幸いです。