みなさん、こんにちは。放射線科です。
「ピンクリボン運動」と言う言葉、聞いた事があるでしょうか?
ピンクリボン運動は、乳がんで亡くなられた患者さんの御家族が
『このような悲劇が繰り返されないように』との願いを込めて
作ったリボンからスタートした乳がんの啓発運動のことです。
乳がん患者が増えつつあった1980年代のアメリカで始まり
行政、市民団体、企業などが乳がんの早期発見を啓発するための
イベントを展開したり、ピンクリボンをあしらった商品を頒布して
その売り上げの一部を財団や研究団体に寄附するなど
市民や政府の意識を変えていきました。
日本でもアメリカでのピンクリボン運動の流れを受けて、
1994年以来、毎年10/1~10/31の1か月を「ピンクリボン月間」に
設定し、乳がん早期発見啓発運動を展開しています。
さらに、10月1日を「乳がん検診の日」と定め
積極的に検診を受けるよう広報活動を行っています。
日本人女性の9人に1人が乳がんになると言われていますが
日本での乳がん検診受診率は約40%にすぎません。
乳がんは早期発見・早期治療で治る病気です。
この記事が乳がん検診を受診するキッカケにして頂ければ嬉しいです。