錠剤やカプセルに、アルファベットや数字が書かれているのを見たことはありますか?
これは、『識別コード』というもので、識別(鑑別)を目的として錠剤やカプセル剤に刻印・印刷される文字や記号です。
入院された患者さんの持参薬を鑑別するときに、お薬手帳やおくすりの説明書を見たりしますが、錠剤に書かれた識別コードで鑑別します。
識別コードがわかれば、どんな薬か調べることができます。
以前は「薬剤識別コード事典」という本で調べていましたが、今はインターネットで簡単に検索できます。
ずいぶん前は、刻印や印刷がないクスリもありました。
最近は、アルファベットや数字ではなく、錠剤の両面にカタカナで名前が印字されているクスリが増えてきました。これはわかりやすくていいですね。
服用しているクスリにはどんな刻印・印刷がされていますか?
朝のクスリはどんな記号?夕のクスリは?
クスリの識別コードを見れば、飲み間違いが減らすことができるかもしれませんね。