桜の花がきれいに咲き始めました。
お弁当を持ってお花見に行きたくなりますね。
今回は、紐を引っ張ると熱い蒸気が発生して温かくなるお弁当のしくみについてです。
どのような仕組みになっているか知っていますか?
化学の授業で習ったことがあるような化学反応で、お弁当を温めています。
お弁当(食品)の下に、発熱ユニットと呼ばれるものがあり、その中に、粒状の「生石灰」と水入りの袋が入っていて、ひもを引っ張ると袋が破れるようになって、生石灰と水が混ざって化学反応を起こし、熱と蒸気が発生して温かくなります。
化学反応式で書いてみると、
CaO(生石灰)+H2O(水)→Ca(OH)2(消石灰)+熱
CaO(生石灰)は食品の袋に一緒に入っている乾燥剤としても使われています。
Ca(OH)2(消石灰)は校庭に引くライン引きの石灰のことです。
「化学反応」と聞くとなんだか難しそうに聞こえますが、
身近にあるものでお弁当は温められているようです。
ぜひお試しください!