こんにちは、放射線科です。
みなさんは骨密度を測定したことはありますか?
骨は、お肌と同じように常に新陳代謝を繰り返しています。
健康な骨では、古い骨を壊す『骨吸収』、新しい骨を作る『骨形成』がバランスよく行われています。
加齢や閉経、運動不足などによりこのバランスが崩れると、骨が脆くなり骨折しやすい骨粗鬆症になっていきます。
日本での骨粗鬆症患者数は約1280万人と言われています。
男女比率では、1:3と女性の割合が多いのも特徴です。
女性の場合、閉経に伴ってエストロゲンという『骨形成』を助ける女性ホルモンが急激に減少するのが理由です。
そのため、新陳代謝のバランスが崩れ、骨量も急激に減ってしまうので、骨粗鬆症が進みやすく、注意が必要です。
人生100年といわれる時代になりました。
健康寿命を伸ばすためにも「骨の健康」を守ることはとても大切です。
当院では骨密度検査にDEXA(dual-energy Xray absorptiometry)を用いています。
2種類のエネルギーのX線を用い、骨と軟部組織のX線吸収率の差で骨密度を測定する方法です。
被ばく量は極めて少なく、迅速かつ精度の高い測定が可能です。
気になる方はお気軽にお問い合わせください。