こんにちは、放射線科です。
『放射線』と『放射能』という言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。
このふたつの言葉の違いをご存知でしょうか?
よく似た言葉で『放射性物質』もあります。
これらを簡単に説明すると。。。
■放射線・・・・・高いエネルギーを持つ電磁波や粒子
■放射能・・・・・放射線を出す能力のこと
■放射性物質・・・放射能を持った物質のこと
イメージをする際、よく電球に例えられます。
■電球 ⇒ 放射性物質
■光を出す能力 ⇒ 放射能
■光 ⇒ 放射線
電球は点灯している間だけ光が発生します。
光は通過してしまえばその場に残らないので消灯すると暗くなります。
それと同様に放射線もその場に残りません。
医療で使われる放射線は人工的に発生させています。
エネルギーの強さ、量、照射時間を適切に調節して安全を確保しているので、必要以上に被曝することはありません。
このように少し複雑ではありますが、ニュースを見る際の参考にしていただければ幸いです。