インフルエンザウイルスにはA型・B型・C型があり、ヒトに流行するのはA型とB型です。A型のウイルスは表面の構造の違いによってウイルスの種類が決まり、インフルエンザウイルスの株が「H1N1」や「H3N2」と表現されます。
インフルエンザワクチンは、毎年冬に向けて予防接種が始まります。
インフルエンザワクチンにはA型株2種類とB型株2種類が入っています。
世界的にはWHO(世界保健機関)の専門家会議で次のシーズンに向けたインフルエンザワクチンに用いる候補株が毎年2回選定されます。日本では厚生労働省と国立感染症研究センターの特別チームが、WHOの推奨株と国内での流行状況などから予測を行い、日本で製造するワクチンの株を決定しています。
流行するウイルスの株によって、翌年のワクチンの株は変わります。
インフルエンザにかかるリスクを減らすため、かかってしまっても重症化しないために、インフルエンザ予防接種を受けることを検討しましょう。