こんにちは。総務課です。
早くも5月。。皆さんゴールデンウイークは満喫されましたか?
筆者の自宅では、5月に入ると稲作の本格的なシーズンが始まります。
ベルトコンベア式の播種機(はしゅき)を利用した種まき(もみまき)を行っています。もみまきって何?という方も多いのではないでしょうか。
田んぼをやっていない人にとっては聞きなれない言葉ですよね。
余談ですが、時々聞かれるのでお話しておきますとお米の種はお米です。
農家さんにとっては当たり前なのですが、普段「ごはん」としてしか見ていない人にとっては、「種」としての姿は見当もつきませんよね。
今回はそんな稲作の種まきの工程をご紹介させていただきます。
浸種(しんしゅ)が完了した種籾は、ゴザやムシロに広げて、8時間程度、風で乾燥させます。
翌日、水分を十分に含ませた水稲育苗マットを入れた育苗箱に、種籾をまいていきます。
田植機の植え付け爪が均質に掻き取ることができるように、均質にまくことが大切です。
播種機(種まき機)のかん水装置に、ホースをつなぎます。
補助フレームに、水稲育苗マットを入れた育苗箱を置きます。
ベルトコンベアが育苗箱を運びます。かん水装置が床土に水をそそぎます。
播種ホッパから種籾が落下する様子
播種ホッパから種籾が落下し、均質にまかれます。
育苗箱は土ホッパの下に移動します。土ホッパから土が落下し、土を覆います。
土を乗せすぎてしまうと、芽がでなかったすることがあるため、機械を通した後も目視で確認します。
育苗箱に種籾(たねもみ)をまいたら、苗代田(なわしろだ)に並べてビニールトンネルで保温する「保護苗代」を作っていきます。
芽が出た後は、昼間はシートを外し日光にあて、夜は苗が冷えないようにシートをかけるという細やかな世話を繰り返します。
こうして1ヶ月をかけて田植え用の苗を育てていくのです。
病院の周りにも田んぼがありますので、ご来院の際に田植えをされている方を見かけたら、こういう工程を経た苗を植えているんだなぁと思っていただけたら幸いです🌸