芍薬甘草湯という漢方薬は、知っている方も多いと多いと思います。
一般的に「足のつり」や「こむらがえり」に使われる漢方薬です。服用すると5分程度ですっと症状が消えます。
これは、「芍薬甘草湯が5分でこむらがえりを治す」のではなく、
「こむらがえりを起こした人が芍薬甘草湯を飲むと、自力でふくらはぎの筋肉を緩めることが短時間でできるようになる」ために症状が治まります。
成分
「芍薬(シャクヤク)」:シャクヤク(ボタン科) の根を乾燥したもの
鎮痙、鎮痛作用
「甘草(カンゾウ)」:ショ糖のおよそ150倍の甘味を有するといわれている
文字どおりの「甘い草」
鎮静・鎮痙作用、鎮咳作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用
甘草を多く含む漢方製剤は、投与量やのみあわせなどにより低カリウム血症を生じやすいのでご注意ください。