みなさんこんにちは。
作業療法士ときいて、作業って何?と思う方が多いと思います。
作業とリハビリ、何の関係があるのかな、と・・・
今回はそんな作業療法について少しでもイメージしやすくなるようにお伝えしようと思います!
「作業」とは人の日常生活にかかわるすべてのことです。例えばトイレ、入浴、家事など誰でも生活の中で作業を行っているんです。作業があること、作業をすることで人は元気になれるんですよね。
しかし何か怪我や病気によってはお体に何らかの動きにくさが残ってしまうことがあります。そんな時は何もする気力が湧いてこないかもしれません。何かをするきっかけや環境を調整することで再び必要な作業にチャレンジできる手伝いも作業療法士の仕事なんです。
例えば病気で手が動かし難くなってしまった患者さん、「この手はもう駄目ね・・・だって動き難いもん」「昔はおにぎり沢山握ったよ、今は無理かな、良くならんし動かん」そんな会話をされ何事も消極的でした。しかし細かい手の動きや両手動作を練習して調理訓練に挑戦したところ、「不細工やけどまだ作れるな」「この手いうこと利くようになってんな・・・」そんな風に意識がかわり意欲的にリハビリに参加されるようになりました。
チャレンジできる身体づくりやどの程度援助があればチャレンジできそうか、そのためにはどんな工夫が必要か、どうすれば活動意欲がわいてくるか、そんなことをいつも考えています。
作業療法はこころとからだのリハビリテーションなんです。